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音楽のリラックス効果に関する研究成果が、査読付き国際医学論文誌に掲載されました。

本研究では,20代から40代の計12名の女性を対象に,音楽聴取時のリラクゼーション効果を血流,心拍変動及び体表温度を測定して検証した.その結果,指先の血流量に関しては,クラッシック音楽聴取時に有意に上昇する傾向がみられ,JPOP及びヒーリング音楽に関しては,年代毎で変化にばらつきがみられた.続いて心拍変動に関しては,緊張やストレス度合いを示す自律神経指標であるLF/HFの値が,各楽曲とも音楽聴取中に有意に低下する傾向がみられた.最後に体表温度に関しては,クラッシック音楽及びヒーリング音楽を聴取時に上昇する傾向がみられ,特に,ヒーリング音楽については有意な上昇がみられた.

本研究結果より,クラッシック音楽聴取時はすべての指標でリラックス効果が期待できる傾向がみられた.また, JPOPやヒーリング音楽に関しては,個人毎の好みの影響があると考えられ,結果にばらつきがみられた.

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