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DAY28 ウェルビーイング 編③ 自然環境にどっぷり浸かって自分を取り戻す

今日は、自然環境にどっぷり浸かって自分を取り戻すことについて学びましょう!

 

人は自然と繋がっていたいという本能的欲求を持っています。普段、様々なデジタル機器に囲まれて生活している私たちは、時折、それらを一切断って、大自然の環境にどっぷり浸かることで、自然と繋がっていたいという人間の本能的欲求を満たし、さらには私たちが本来持っているクリエイティビティを覚醒させることができます。そのことを示す研究をご紹介します。

 

 

アメリカのカンザス大学心理学部の研究者らは、56人の成人を対象に、自然環境の中にいるとクリエイティビティが向上するか、実験を行いました。

 

実験の参加者は4日間、アメリカの大自然の中でデジタル機器を一切使わずに過ごすように指示されました。参加者は2つのグループに分けられ、1つのグループは、大自然で過ごすに、クリエイティビティを測定するテスト(3つの単語から連想される1単語を回答する遠隔連想テスト)を受け、もう1つのグループは、大自然での4日目の朝に同じテストを受けました。つまり、大自然で過ごすことによる影響が出る前と後を比べたということですね。

 

分析の結果、大自然での4日目の朝にテストを受けたグループの方が、大自然で過ごす前にテストを受けたグループよりも、クリエイティビティのスコアが50%も高いことがわかりました。これは、大自然で過ごすことで、注意資源が回復し、1つの対象ではなく、様々な対象に注意を向けることができるようになり、発想力が高まったためと考えられますが、この研究のユニークなところは、自然から戻った後ではなく、自然環境にどっぷり浸かった状態でクリエイティビティのスコアが上がることを明らかにしたことです。

 

 

4日間という比較的長い期間、デジタル機器を一切使わずに、自然とひたすら向き合うことで、人間が本来持っているクリエイティビティを取り戻すことができたと考えられます。

 

自然から離れた日常生活で神経を擦り減らしてしまっている人は、自然と触れ合うことを人生の優先事項の中に入れ、時折、自然環境にどっぷり浸かることで、本来のクリエイティブな自分を取り戻しましょう。自然環境はきっと「回復のための場所」になることでしょう。

 

明日は、エンターテインメントの力を活かしてウェルビーイングを高めることについて学びましょう!

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