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DAY11 活性度編① 自律神経の活動量が最も低下する「木曜日」

今日から、「メンタルリソース」を充実させるために重要な活性度について学びます。まずは自律神経の活動を知りましょう!

 

私たちのコンディションは曜日毎に変動しますが、そのコンディションの鍵を握るのが自律神経です。自律神経は、内臓や血管の機能をコントロールする神経で、私たちの生命活動の根幹を支える非常に重要な機能を担っており、ストレスとも強い関係があります。そ自律神経は図のように、「交感神経」と「副交感神経」の2種類に大別され、交感神経が体を支配すると体はアクティブな状態になり、同時にストレスを感じる状態になります。一方、副交感神経が支配すると体はリラックスした状態になります。

 

 

自律神経を計測するアプリやウェアラブルセンサを使って、日本人の日常生活における自律神経のデータを3,000万件以上収集し、解析した結果、幾つか重要なことがわかりました。

 

その中のひとつが、日本人が最も疲れを感じる曜日は何曜日かということです。ビッグデータに基づく答えは「木曜日」でした。週の半ばを過ぎて、あともうひと踏ん張りすれば週末だという「木曜日」に最も疲労・ストレスを感じているようなのです。自律神経の状態としては、自律神経の総活動量であるトータルパワーが低い状態です。

 

もちろん、このような生体情報には個人差がありますが、感覚的に木曜日に疲れのピークがやってくることに納得できる人は、木曜日は早めに仕事を切り上げる、あるいは、木曜日は在宅勤務の日にするなど、意識的に対策をすることをおすすめします。

 

自律神経のトータルパワーが低い状態の時は、活力がない状態ですので、仕事の生産性は上がりません。また、クリエイティビティを発揮する上でも、覚醒水準が低いため、良いアイデアを出すには不向きです。

 

クリエイティブな人は、自律神経のトータルパワーが低い時は、無理せず早めに仕事を切り上げる、あるいは、重要性の低い仕事を片付ける時間に充てるなど、行動を調整することができますが、誰でも実践できる有用な方法があります。それは、「心拍変動バイオフィードバック呼吸法」という呼吸法(本プログラムでは、「マインドフルネス呼吸法」と呼びます)です。名前はやや難しいですが、やり方は簡単ですので、今日から毎日(20日間、1回3分程度)、実践してみましょう。

 

明日は、活性度を上げるのに有効な「マインドフルネス呼吸法」について学びましょう!

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