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DAY15 リトルC編② 「洞察瞑想」で拡散的思考を高める

今日は、リトルCの実践をする上で有効な「洞察瞑想」について学びましょう!

 

今この瞬間の出来事や経験にありのままに気づいている状態マインドフルネスといいますが、アメリカのウィスコンシン大学の研究者らは、このマインドフルネスを高める方法の1つとして、「洞察瞑想」の効果を明らかにしました。

 

 

「洞察瞑想」は、今この瞬間に次々に生じている感覚や感情、思考などに対して、特定の対象にとらわれず、ありのままに気づく瞑想技法です。洞察瞑想を実践すると,様々な感覚、感情、思考の生成と消滅の流れにありのままに気づくようになるため、何事も常に変化し続け、自分の思い通りにコントロールできないことを体験的に理解します。これによって、穏やかで落ち着いた心の状態が育まれることが研究で明らかになっています。

 

そして、この洞察瞑想こそがクリエイティビティを高めるのに役立ちます。なぜなら、頭に浮かぶ様々な思いや考えに対して、余計な判断を挟むことなく、受け流すことができるようになるため、脳疲労を起こさずに、様々なアイデアに思いを巡らせることができるからです。

 

クリエイティビティには、新しいアイデアを自由にたくさん生み出そうとする拡散的思考と、1つの最適解を導こうとする収束的思考がありますが、「洞察瞑想」はこの拡散的思考を高めるのに最適なのです。

 

 

洞察瞑想のやり方は至って簡単で、静かな場所で、楽な姿勢で座った状態で、自分の身体の感覚や沸き起こる自然な感情や思考に対して、特定の対象にとらわれず、ありのままに気づくだけです。

 

目は半眼でも閉眼でも良いですが、眠らないようにしましょう。そして、例えば、「ちょっと足が痒いなぁ」という身体の感覚に気づく、「座っているのは退屈だなぁ」という感情に気づく、あるいは、「あのメールに返信したっけ?」という思考に気づくという具合です。

 

決して、メールの返信のし忘れに気づいて焦ったり、ストレスを感じたりしないようにしましょう。あくまで、浮かんで来た思考に気づいて、判断することなく受け流しましょう

 

この練習を1日10分程度でも続けていくと、次第に頭に浮かぶ様々な思いや考えに対して、余計な判断を挟むことなく、受け流すことができるようになるため、拡散的思考が高まり、クリエイティブなアイデアを思い付くチャンスが増えます。

 

明日は、拡散的思考を高める音楽の効果について学びましょう!

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